2017/05/08

母乳育児の悩みはこの一冊におまかせだ!

母乳育児や離乳食(補完食)で悩んでいるお母さん必見のブログ「ちょっと理系な育児」の書籍が発売されました。

今回は「母乳育児篇」ということで、母乳育児を中心に書かれた内容になっています。

私は産後3日間、授乳にひどく手こずりました。(完母を希望していたのに混合になるところだった)その時、この一冊があればもっと楽だったのに!

ということで、勝手に「ちょっと理系な育児 母乳育児篇」をご紹介したいと思います。

WHOによる母乳育児のガイドライン

本書籍はWHOの母乳育児ガイドラインの日本語訳です。それに、わかりやすく著者sumireさんによる解説、補足がなされています。WHO以外の論文も日本語訳で載っておりエビデンスが明確世界基準でわかりやすいことが特徴だと思います。

そう、日本のわけわからん努力、根性、忍耐で育児をしろといった母親に絶大的な負担をかける感覚、感情論は存在しません。

そしてイラストレーターのやまもとりえさんによるかわいく癒される挿絵で、さらにわかりやすくなってます。

正しい知識がないと情報にまどわされる

よほど母乳育児に力を入れている病院でないかぎり、母乳育児に関しての知識は病院スタッフによってまちまちです。(私の行ったクリニックでも母乳育児教室なるものがあったのですが・・・)

私はまんまる子育てや、産後の赤ちゃんの肌を乾燥から守ることなどを一生懸命勉強して「母乳育児」の勉強が不足していました。

というか、母乳が出る絶対の自信があったので「後は飲ませればいいだけでしょ?わからないことは助産師さんに聞いたらいいやー」という具合に、のんきに考えていたのです。

その、勝手に頼みにしていたスタッフさんの情報がどうも腑に落ちない。

娘が上手に乳首を咥えられない、咥えたと思ったら寝る、飲んだと思ったら左右交代で体重が増えず、私は腱鞘炎。ナースコールしても最後は来てもらえず(wまあ当たり前ですが)。

赤ちゃんに関わる全ての人に贈る一冊

日本の母乳育児は日本らしく儀式的な内容が多く、小難しいです。そのわりに”大体”などあやふやな言葉が出てくる。

対してWHOのガイドラインは明確で分かり易いものです。

娘が3ヶ月ぐらいの時に離乳食を調べた時、ちょっと理系な育児のsumireさんのブログを知ったのですが、母乳育児の知りたかったことが全部書いてある!!

母乳育児したいけど不安な妊婦さん

完全母乳育児を目指してるけど挫折しそうなお母さん

赤ちゃんがおっぱいをうまく咥えられなくて困ってるママ!

乳腺炎で悩んでいるそこのあなた!

授乳の度に乳首が痛くて辛い

おっぱいが張って痛い、母乳が出ない、出過ぎる

外野がうるさいご家庭(すみません。でも切実に)

ここには書ききれないほど、母乳育児のトラブルシューティングが凝縮されています。

さらに手に取ってほしい人は

医療関係者!特に出産育児に関わる人!!

WHOガイドラインというだけあって、専門的な内容です。出版前にsumireさんに「この部分、難しいよぉ〜」といったところ「専門家向けにも書いてあり、専門の人にも読んでほしい!」とのことでした。ぜひ読んでください。そして母乳育児で悩むお母さんに正しい知識を伝えて救ってほしい。

できたら出産前に手にとってほしい

著者のsumireさんがこの本の攻略方法を書いてくださっています。

妊娠中に、とりあえず第1章のタイトルと解説文に目を通しておくことで、

出産前後にまみれるであろう迷信の数々にも、

「え?ほんとに?」と立ち止まれる可能性がぐっと上がります。

引用:ちょっと理系な育児「新刊の試し読み&攻略方法」

私としても妊娠中に読むことをお勧めします。本書は理系ということもあり、少し難しめの文体です。産後のぼーっとした頭だと理解が進みにくいともいますので、あらかじめ予習しておいたほうがよいと思います。

また個人差はありますが、産後は産後ボケに襲われる可能性があります。

産後ボケの症状として、文字が読めない(チカチカする)、頭に入ってこない等の症状があり、本を読みたくても読めない状態になっている可能性があります。

私がそうでした。スタッフの母乳アドバイスが信じられなくなり、グーグル先生に頼ったところ、スマホの文字が見れない(もちろん本も)、文が頭に入らない。途中で何を調べているか忘れてしまう状態。気力を振り絞って検索してもエビデンスの不明なキュレーションまとめサイトが表示されてブチ切れる等々。。welq事件以降大分マシになりましたが、それでも怪しい情報ばかりです。

ぜひ妊娠中にこの本をお手に取っていただき、気になるところは僅かな体力で読み返せるよう付箋を付けるなど工夫してみてください。きっとあなたの助けになると思います。

ただのブログの写しじゃない

ブログの書籍化って、よくあるのはブログそのままで、ブログ読んでたら本買う必要なかったっていうパターンですよね。

Amazonから本が届いたとき、私は一瞬なにが届いたのか分かりませんでした。ずっっっしり重たくてやたら分厚い。

sumireさんが今ブログを整理されている途中ですが、膨大な情報量のブログが、書籍でより読み易くなっています!

随所に光るsumireさんと編集者さんとやまもとりえさんのセンス。私のお気に入りのおっぱい山。

制作秘話の記事にのっていたとおり、すべすべ気持ちいい表紙といつまでもさわっていたい見返しの紙。そしてついつい比べてしまった健康なウンチ色。

なんと帯にもおっぱいが・・・。

最後に・・・母乳じゃなくても大丈夫だよ!

今回は「母乳育児篇」です。母乳育児中心の内容となっていますが、本を読み勉強して、いざ出産しても、そううまくいくことばかりじゃないと思います。

母乳にこだわってお母さんが悩んでしまうことは本末転倒。母子ともに健康であることが一番なので、割り切ることも必要だと私は思います。

どうぞ楽しい育児生活を♪

*注意*当ブログの内容はsumireさんのブログ「ちょっと理系な育児」と一切関係ありません。

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